もやし工場(改)

壁打ちクソブログ

JC時代の黒歴史を語る

こっちでも書く。

 

君たちは魔法のiらんどとかいう黒歴史量産サイトをご存じだろうか。

www.itmedia.co.jp

 

 

魔法のiらんどがまだ存在していたことに驚いてる…。

すごく簡単に説明すると、「恋空」や「赤い糸」等の作品を輩出した小説投稿サイトである。小説家になろうの源流。昭和60年代~平成一桁生まれがドンピシャだろうか。

 

世の女子たちに一世風靡した「恋空」は、今考えても中高生に読ませるにはなかなかアレな内容にも関わらず、なんでか母校の図書室に鎮座していた。

maho.jp

当時中学生だった私は流行ってるからととりあえず手を出してみたが、3行でドロップアウトしたことを覚えている。テンションがついていけねえ。

 

そんな『恋愛小説アレルギー』なもやしも、花のJC時代は小説執筆という黒歴史を作っていた。

当時所属していた美術部は顧問が『アートならなんでもいいよ~☆』という人で、中1までいたバスケ部の治安が悪くて転部しただけの、絵も曲もかけないノンアートノンセンスな身としてはかなり居心地が良かった。同じ部となった同級生も気性が荒くない人が多かったのもある。

とはいえ活動中は何かしら創作しなければ部員としてはアウトなので、A4のコピー用紙1枚をキャンパスにうんうん頭を抱えていた。それが後に黒歴史と呼ばれる小説になるとは思わずに。

 

……とまあなんかくっさい文章で語ってみたけど、要するに部活のノリで作っただけですはい。

実際シャーペンを滑らすと思いのほかすらすらと書けたので、ひとまず形にさせてみようとしたんですね。製作時間どれくらいか忘れちゃったけどA4用紙裏表びっしり書いて4~5枚。中身が雑魚でもとりあえず処女作だし…ってことで未だにその原紙が自宅に残ってある。

内容はざっくり言うと当時行ったこともない高田馬場を舞台に、転勤でやってきた女と脚フェチの男のすったもんだや謎の戦闘シーンありのラブコメだ。黒歴史にありがちな作者登場のメタ発言もちゃんとある。あぼーんしときたい。

 

出来上がって後日、部員に読ませると思ったより好評で(お世辞かもだけど)せっかくだからもっとバージョンアップさせようぜ!ってことで、絵の上手な友達にゴリ押し協力してもらって漫画化をしていただいた。さすがにこれは手元にないし恐らく破棄されているが、ちゃんと描ける人に任せたのでクオリティはもちろんいい。

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登場人物の一人である『バーマン』(作者に許可を取らず掲載するクズの檻)

この『バーマン』は主人公ではなく端役である。ショッカーのようなキャラデザがウケたので原作者としてもこいつを推すスタイルで決めた。

ちゃんとしたプロジェクトとして立ち上げようぜ!とゴリ押しした結果、ロゴも作った。

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原案

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デコメ(死語)で使えるようにとで使えるようにとドット絵っぽいものを作ってた

その後、受験勉強とともにバーマンプロジェクトは自然消滅。

ここまでの話を高校入学してできた友達に話したところ、なんでかウケたので続編を書いた

このころは流石にコピー用紙を原稿にすることには遠慮したため、Wordで執筆し製本する馬鹿か?

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このこだわりを勉学に注げばよかったものの…

 

ちなみに当時は縦書き段組み(2段)が小説っぽいフォーマットと思っていたのでそのようにしていたし、背景にバーマンの透かしを入れたり謎にこだわっていた。

続編も漫画化…されなかったが、↑の画像とは別に製本したものには表紙に芋虫ギラティナを描いていただいた。

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ギラティナ(芋虫モード)

この高校でのバーマンプロジェクト()も2年のクラス替えを機に自然消滅、現在に至る。

 

ありがたいことに別名義で書いているレポやツイート等をご覧いただいて文章力高い高いしてもらってるのは、おそらくこの珍プロジェクトのおかげでもあると思う。

 

ちなみに高校の図書室で「きょうの猫村さん」をリクエストして入荷させたのは私である。卒業までに一度も読めなかったが。

 

もやすみ